起業ストーリー

Animore

more than ever

2016年、中国IP「京劇猫」の劇場版制作をきっかけに、日中合作アニメーションスタジオが東京で設立されました。

「京劇猫」は猫が主人公であり京劇要素を含めた作品であっため、多国籍のメンバーと共に京劇文化を学びながら、「初期東映作品のような古き良きアニメ」を目指し制作を行なっていました。しかし残念なことに全体の8割程が完成したところで、版元の資金状況の変動により中止となりました。


2019年年末、元のメンバーを中心に信頼のある投資者から協力を得て再スタート。大手グループ会社の傘下に入り、日中合作プロジェクトを引き続き創り出すために、ライセンスビジネス部署も新設。コロナ渦中には披露宴の予算を大量のマスクの調達に回し、日本の業界に寄付しました。IPのほうでは中国で有名な「阿狸」と「羅小黒」の日本展開を行い、日本のIPを中国に輸出することにも尽力しました。アニメ制作の方はオリジナル企画や日本アニメの下請けや元請案件等を経ましたが、再度投資者の資金状況と経営方針の転換により心半ばにして事業を畳むことになりました。


「会社が2回もダメになってもまだ日中合作を作りたい?」

「別の会社でも仕事はできる能力はあるが、それでもまだ起業する?」

「そもそも日中合作は今の時代でうまくいく?」


様々な問いに対して、最後に4人のメンバーが決意しました。今度こそ小さいことから。着実に積み重ねて。前の失敗経験を生かして、今までできなかったことを実現しよう。


2022年8月に、今のパートナーを見つけて再出発。「今までのアニメとは違う」「アニメだけじゃない」「今まで以上に努力して新しいことを」などの意味合いで、「Animore」という名前をつけました。「More than ever」「これまで以上に」を実現できるように、

私達は3回目のチャレンジを始めます。